バラ栽培を始める方に ラクラク管理のコツ

JUGEMテーマ:バラと暮らす

  バラを栽培するというと、なんだか大変そう!と思っている人がまだ多いようです。
私の庭のバラは薬も撒かないし肥料もテキトーですが、黒点病もうどん粉病も殆ど無く、五月から十二月までは何かしらのバラが咲いている状態を保っています。
 
 その秘訣は、いかにバラを取り巻く生態系を豊かにするかということに尽きると思います。バラを損ねる要素、例えば害虫や病原菌、悪性のカビなどが入る隙がない程に善玉の虫や菌類を増やす事でラクラク管理が可能になるのです。

 虫も菌もいない状態を保つのは温室などでもない限りたぶん不可能ですし、環境としていびつで不自然です。しかし善玉の虫や菌を優勢に保つ事ならそれほど難しくはないのでは?と思うのですがいかがでしょう?

 具体的な方法として

●春先アブラムシが発生してもあわてて駆除しない。じーっと耐えているとてんとう虫やカゲロウ、アブなどが来てバランスが取れ始める。

●土中の菌類を増やすために常に土に良質の有機質を補充し、同時に米ぬかを散布する。

●この庭の生態系の頂点は自分であると自覚し、害虫は捕殺する。爬虫類や両生類が現れたら邪見にせず、暖かく見守り、居着いていただけるように環境を整える。

●小鳥が来やすいように樹木の配置などを考え、冬には餌なども置いて巣作りしてもらえるように努力する。小鳥は営巣すると一日300匹の虫をとるそうです。

○余談ですが、SNSなどで初心者ですと開き直って何でも聞いてすまそうとしている人が目につきますが、せめて植物の育て方の基本的な本なりは一冊くらい買って読む事は必要だと思います。
セアノサスキモッコウシロモッコウ