立秋を過ぎると、暑い暑いといいながらも庭にも秋の気配を感じる事が出来るようになる。
朝はあちこちで丸い朝露を見る事が出来る。今までは朝露なんて落ちなかったのに。
夕暮れもずいぶんと早くなり、日が落ちると涼しい風が吹く。秋の虫の声もちらちらと聞こえてくるようになってきた。
庭が無ければ、立秋なんて単に暦だけの事と思っていたに違いない。
しかし、確実に秋は来ている。
シュウメイギクは蕾をつけているし、孔雀アスターも元気になって来た。
反対にケマンソウは瑞々しさを失い、枯れ始めた。
我が家の主役の薔薇はまた芽を出し始め秋に向けてもう一花咲かせようとやる気満々である。
クレマチスはどうみても枯れているとしか思えない茎から、淡い緑色の芽を出している。薔薇に負けてなるものかとライバル心を燃やしているみたいだ。
もう少し涼しくなったら糠を撒いてやろう。土がきっと喜ぶだろう。