欲しいバラが沢山ありますよね
バラの園芸書やカタログなどを見ていると、欲しいバラがいくつも出てきます。
私もいまだに、リストを作ると恐ろしい数になります。
新苗の季節になると、園芸店からメールが来て、ついポチりたくなります。
店頭にも苗が並び始め、お目当ての品種があると、ついレジに持って行ってしまいそうになります。
でもちょっと待って!
バラは、咲いているところを見てから購入しましょう
バラはぜひ咲いているところを見てから購入してください。
出来れば鉢植えではなく、地元で地植えしてあるのを見てから導入するのがベストです。
カタログやサイトの写真はその品種の一番美しいものが使われています。
でも実際にバラを買ったら、この先何十年も、春夏秋冬の付き合いになるのです。
チェックすべきこと
- 花の大きさ
- 花弁の透明感←花びらが厚いか薄いかで、同じような色でも雰囲気が全然違います。ナーサリーでかなり違います。デビッドオースチンは薄いものが多いと感じます。大陸は厚め。
- 開き切った時のシベの感じ←シベの色が琥珀色のものや赤いものもあります。
- 蕾の付き方、色←蕾の色が咲いた花と違う色だと株全体が賑やかな感じになります。白い花なのにピンクの蕾とか、とても可愛いです。
- 花枝の伸び方←長く伸びてシャキッとしているもの、長く伸びて枝垂れるもの、短くてシャキッとしているもの、短くて枝垂れるものなど。切って生け花にする時、短いタイプはオアシスなどが必要です。
- 花の付き方←1輪ずつ咲くもの、花束のように咲くもの、房になるものなど
- 香り←カタログでは微香となっていても実際は香るものもありますし、逆に香りがあるとされていてもほとんど香らないものもあります。
- 香りの強さ
- 香りの種類←ミルラ香などは特に好き嫌いがあります。
- 照葉か艶なしか←さらに葉に赤みがあるかないかも株の印象を左右します。赤みのある照葉は丈夫なものが多いですけど、くどい感じになりがち。
- 葉っぱの裏にトゲがあるか←葉の裏に刺があると、通りかかった時引っかかってすごく鬱陶しいです。
- 枝の伸び方←狭いところに横張りの品種を植えてしまうと、バラも人間も不幸になります。
- トゲの形←細かいトゲから鉤爪のようなものまで。ほとんど棘のない品種もあります。
- トゲの数←花枝にもトゲがあるもの、花枝はツルツルなものなどさまざまです。
- 樹形
- 樹高
- 種が出来やすいか←花柄切りをサボるとすぐ実ができるもの、ほとんど実がつかないものなどさまざまです。
などなど、何を重要視するかはその方によって様々だと思いますけど、実際に見ないとわからないことがとても多いです。
せっかく買ったのに、自分の庭に合わないとなった時に、処分に困りますよね…….。
あまり好みに合わないバラは、どうしても世話がぞんざいになり、枯れてしまったことが多いです。(薔薇ちゃんたちゴメンなさい…….)
私はできる限り、春 秋、と見て、それでも欲しいバラだけを買うようにしています。
まあ、店頭で衝動買いしてしまうことも実際はあるんですけどね…….。
好みのバラと出会えることは、本当に幸せなことですよね。
NO ROSE, NO LIFE!
もう、廃盤になってしまったイングリッシュローズのエヴリンです。